2011.11.01 Tuesday 07:52

滞留在庫を減らすための方策(6)

 番外編  コスト削減・法令遵守との兼ね合い

滞留在庫を減らすための取組みを進めていくうえで、コスト削減や法令遵守との兼ね合いを考慮する必要があります。

 コスト削減

滞留在庫が減ると、今まで滞留在庫の管理にかけていた手間がなくなり、管理コストが減ります。しかしながら、余分な在庫を発生させないために材料・部品の購入数量を減らすと購入単価の上昇を招くなど、滞留在庫を減らすための取組みがコストアップにつながることもあります。
顧客からのコストダウン要請がますます厳しくなっている状況において、滞留在庫を減らすにあたってもコストを十分に考慮しなければいけないのは言うまでもありません。ただし、ここで注意しなければならないのは、購入単価の上昇などによる金額的な影響はわかりやすいのに対し、滞留在庫が減ることによる資金繰り改善や管理コスト減少の金額的な影響はわかりにくいということです。そのため、目につきやすいコストアップ要因に過敏に反応してしまい、滞留在庫を減らすことを含めた全体のメリットを見失ってしまうことが往々にしてあります。このような状態に陥らないために、滞留在庫を減らすことによる影響額を数値化しておくのもよいかもしれません。

 下請法の遵守

余分な在庫の発生を防ぐために材料・部品の購入数量を調整する場合、仕入業者との交渉が必要になります。このとき、発注済みの材料・部品の入庫を断ったり、分納を要請したりすると、「弱い者いじめ」を防止する下請法(下請代金支払遅延等防止法)に抵触する可能性があります。違反した場合は罰金や勧告などの措置を受けますので、十分に注意する必要があります。


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